１１月２日【月】
この日は、二つのイベント間の自由時間。
昼近くまで爆睡して体力を回復する。
あいかわらず自分は、９時間睡眠が基本のナマケモノです。

娘のお土産買い物に、
巣鴨の「ウッドワーロック」という木のオモチャ専門店に向かいます。
調べておいた住所をたどって行くうちに、なんとすぐ近くに福音館書店の本社ビルが！！

かつて絵本描きを夢見ていた自分にとっては、最もまぶしく輝く出版社ですよ。
絵本の質が絶望的に下降線をたどる今日において、最終防衛線のクオリティを死守する砦ともいえる福音館書店。
しばらく立ち止まって見上げておりました。
もし漫画家に転向しなかったら、いつか自分もここに辿り着くことが出来たのだろうか…？？
そんな思いがフとよぎる。
偶然とはいえ、なんだか良いものを見ちゃって、嬉しくなりました。

そこから信号を渡って角を曲がると、すぐにお店に到着。
コンパクトな店内だけど、押さえるべき品揃えに抜かりの無い、実に濃厚で気持ちの良いお店です。
http://www.woodwarlock.jp/

輸入ボードゲーム（主にドイツ）の品揃えは特に見事で、プレイルームで見本品を遊べるし、
説明書も一覧ファイルで検索できて、至れりつくせり♪
輸入ゲームはルール翻訳の解説が分かりにくいこともあるんだけど、お店のお姉さんはルールも熟知していて、
質問にもなんでも答えてくれて、とても親切♪

あとフォークマニス社のパペットの品揃えも見事で、
カゴの中やハンモックに大勢乗っかっていて、自由に触って選べるのだ！
みんなすっごく良くて、全員まとめて連れて帰りたいよ！
手を入れて、だっこして動かしてみると、気分はすっかりジム・ヘンソン（笑）。

これから東京に来た時は、ぜひまた来たいな。

さて、その後は、新宿の世界堂へ画材の買出しに。
この頃は絵画をやる人口が減ったせいか、水彩紙の種類までも激減しちゃってて、ビックリ。
これまで愛用してた紙が、みんな廃盤になってるやんか～。
水彩って紙で表情が決まるので、これまで積み上げてきた技法を、紙に合わせて
変えていかなきゃいかんコトになるんですよね。
うーん、時代の流れとはいえ、切ないなあ。

１１月３日【水】
今日は「ルンルンフェスタ３」です。
サークル入場が１１時からなので、かなり平和に出発。
コミケの７時半入場とは、ココロの余裕が大違いです（笑）。

会場に着くと、あー、ちゃんと新刊が届いてる☆
新刊の無事搬入を確認できると、いつもホッと安心です。
さあ、店開きの準備だー。
今日は、仕事他で描いた生コンテの頒布もするので、机の上も随分に賑やかになりました。

また会場の一角では、実物大サンディの部屋が建造中。
前にも思ったけど、これ個人の制作というのが信じられないボリュームとクオリティ！！
将来ウチに仕事場を増築する時は、ぜひサンディの部屋仕様で発注させていただきたい（笑）。

一般参加の入場が始まるや、結構なペースでお客さんがお見えになりました。
やはりオンリーイベントだけに、新刊と去年のルンルン本は強い！
去年出した『ミルク騒動』は、自宅の手持ち分も含めて全て完売。
あと生コンテも、それなりに盛況でした。
今回はデビュー間もない頃のクラシックなコンテも持って行ったんですけど、その頃の
作品を今でも覚えてくださってる方がかなり多くて、嬉しかったです。

一方イベント会場では、去年に引き続いてのスペシャルゲスト登場。
本物のクラウドですよ、奥さん！！

モフモフ気持ちよくて、このまま家まで連れて帰りたくてしょうがないんですけど。
お誕生パーティに呼んだら、来てくれないかしら（笑）。

即売会タイムも、残り１時間あたりになるとマッタリしてきて、私も会場を見て回る余裕が出てきました。
現在、ルンルン先生が朝日小学生新聞で連載中の『夢見るポルボロン』の切り抜きファイルを見せてもらったりして、
軽く悶える。
この漫画、いいよ！！
すみれちゃん、紫キャラですよ！小学４年生ですよ！
ついでに乙女ちっくショタっ子も出てきますよ！（笑）
単行本を一刻も早く、出していただきたい。

即売会が３時間というもの、またアッという間ですね。
名残惜しくも、ブースの片付けが始まる。
あらかた片付いたところで、アフターイベントの抽選会がはじまります。

オンリーイベントって、このへんの楽しみもいいですよね。
私が献上した３枚も、それぞれのご家庭に貰われていきました。

再び会場に戻り、皆さんと居酒屋に移動。
みんなで十何人いたんでしょうか。
とにかく大勢で（笑）、お疲れ様の乾杯♪
それから２３時を回るまで、よく喋ったこと、よく飲んだこと。
なんつっても、文化祭の打ち上げは格別なワケですよ。
イベントスタッフの皆様、たいへんにお疲れ様でした！！
そして、楽しい時間をありがとうございました！！
またいつか、こんなに楽しい時間を共有できたら、最高に幸せです。

この度の東京行きでは、いつにもまして思いました。
自分という取るに足らない人間は、数え切れないたくさんの人達のご好意によって
「生かされて」いるんだなあと。

またひとつの祭りが終わって、それぞれ自分の日常に帰るわけですが、
また次の祭りでは、揃って元気に再会いたしましょうぞ☆